2021年1月25日月曜日

県新人大会中止を受けて…

 新型コロナウイルス感染症の拡大により、1月23日(土)、24日(日)に開催予定でありました県新人大会が中止となりました。中止の告知をした際、部員の顔を真っすぐ見つめることで精一杯でした。驚く者、がっかり肩を落とす者、茫然と立ち尽くす者、反応や表情は様々でしたが、残念極まりないのは間違いありません。

 告知後の深夜、今後の練習方法やモチベーションコントロールについて話し合いをしたいということで、部員達からミーティング実施の打診がありました。過去にミーティング開催のきっかけを部員自ら申し出てきたケースはありませんでした。正直驚いたと同時に、コロナ騒動を機にチームが大きく変わりつつあることの実感を得ました。
 ミーティングでは、「誰かが感染したから中止」「一生懸命練習したのに何で?」「コロナが憎い」というような発言はありませんでした。こういう状況だからこそ練習の内容や質の見直し、一つ一つの動作を意識すること、一度基本プレーに立ち返り練習する・・・など多くの意見が出され、来夏のインターハイ県予選ベスト4という目標を新たに掲げることを決めました。(部員達自らが)

 改めて思う…光陵男子バレーボール部っていいよなあ~♪
 
  監督(指導者)として今思う...。
 新型コロナウイルス感染症の影響により、世の中が大変な状況にあることは間違いありません。しかし、できるだけ正しい知識や情報を入手し、そして、その得た知識や情報をもとに、正しい判断や見解を見出すことができる人に成長して欲しいという思いがあります。コロナ騒動によるストレスや心身の疲労によって心に余裕のない方々が沢山います。他人を誹謗中傷する人や、自粛警察などと揶揄されるような、正義感をあらぬ方向で駆使する人などさまざまです。事の背景を無視または軽視する方々がいます。しかし、背景には理由があり思いがあるはずです。理解することは難しくても想像し「優しさ」を持って行動することはできると考えます。
 私たちは常に、知っている人・知らない人含めたくさんの方面からお世話になり力を頂いております。このことを忘れず、厳しくも優しくできる人になれるよう、指導者も部員も精進してまいります!
 
 過去も現在も未来も、このような人材育成の方向はブレません!

酒田光陵高校男子バレーボール部
監督 小山 剛史